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歯の豆知識

2018/03/30
歯の神経を抜いたら歯はどうなるの?

皆さんは歯の神経を抜いた経験はありますか?

神経写真.png

神経を抜いたことがある方でも歯医者さんから「神経を抜いた後、歯はどうなるか?」という事について詳しく説明を受けたことがあるという方は少ないのではないのでしょうか。

今回はこの疑問に丁寧にお答えし、皆様に神経を抜いた後の歯の状態を知って頂ければと思います。

 

結論から申し上げますと、神経を抜いた歯は弱くなってしまいます。

これからその理由をお話しますが、まずは簡単に歯の構造からお話したいと思います。

 歯髄.jpg

歯の表面であるエナメル質の下には、象牙質という歯の神経を取り囲んでいる組織があります。

その下に象牙質の下に歯髄、いわゆる歯の神経が通っています。

つまり「神経を抜く」ということは歯科用語を使えば「歯髄を取り除く」ということになります。

歯髄には細かい血管と神経がたくさん通っており、例えば冷たい水を飲んだ時に感じる痛みなどは、この歯髄から脳へ伝達されているのです。

また食事をした時に歯で感じるのは、痛みの他「歯ごたえ」もあります。

実は歯ごたえは歯髄で感じるのではなく、歯の根元の周りに押している圧を感覚を感じる受容帯があり、これが歯ごたえを感じる神経となっています。よって、たとえ神経を抜いたとしても、歯ごたえは感じることが出来るんですね。

 gohan.png

ただ、歯ごたえが感じられるからといって痛みを感じる歯髄つまり神経を簡単に取り除いて良いと言えるのでしょうか。実は、歯に穴を開けて神経を取るということは、歯の根元から歯の先端へ栄養を送る経路を断つことを意味します。

栄養が歯の先端まで行き届かなり結果、歯が弱くなってしまうのです。

 

身近な例として、ひまわりのような植物をイメージして頂くと分かりやすいかもしれません。

歯の神経は植物で言えば、根から水を吸い上げ葉や果実へ届ける役目を担う組織と同じ役目を担っています。

それゆえ、歯の神経を取ってしまうと、植物が水を吸い上げ栄養を葉や花へ送る機能を失ってしまうのと同じことなんです。水が通わない植物はどうなってしまうか。答えは簡単ですね。花は枯れてしまいます。

hanakareru.png

ただ、歯は花と違ってすぐに枯れてしまうということはありませんが、徐々にもろくなっていきます。専門的に言えば「歯が脆弱になる」といいます。

 

では、最後に神経を抜いた歯をどのように保存するかについてお話します。

エナメル質などの硬組織がほとんど残っていない歯の神経を抜いた場合、歯は割れやすいため詰め物ではなく、土台を立て被せ物で保存します。

また打撲などによって神経だけが死んでしまい硬組織が多く残っている場合は、詰め物だけ対処することもあります。

 

今回は歯の構造から、歯の神経の役割。そして保存の方法をお話してきました。

これからも歯の表面はもちろん、神経も大切にしてくださいね!

当院では患者様への丁寧な説明を心掛けておりますので、ご不明な点はお気軽にお尋ねください!

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